CoachHubがSofinaとソフトバンク・ビジョン・ファンド2主導のシリーズCで2億ドルを調達-世界でコーチングの民主化を目指す *コーチングのグローバルパイオニア企業が、世界のデジタルコーチングの進化を加速するための資金を確保 世界をリードするデジタルコーチングプラットフォームであるCoachHub(https://coachhub.com/ )は、Sofinaとソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導する2億ドルのシリーズC資金調達ラウンドを完了した。このラウンドは、CoachHubの製品革新と運用をさらに拡大し、同社のグローバル展開を加速するために充てられる。わずか8カ月前の8000万ドルのラウンドに続く今回のシリーズCにより、創業3年の同社の資金調達合計額は3億3000万ドルに達する。Sofina、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2に加えて、既存投資家であるMolten Ventures、Silicon Valley Bank、HV Capital、Signals Venture Capital、Speedinvestもこのラウンドに参加した。 大規模な資金調達ラウンドは、CoachHubのグローバル市場における地位とその卓越したけん引力に賛辞を送るものだ。企業内教育産業が急速な変革を遂げ、デジタルコーチング分野が最大100倍に成長し(https://www.gartner.com/en/articles/3-standout-trends-from-the-hype-cycle-for-human-capital-management )、多くの組織がこの10年間で大規模なデジタルコーチングの導入を検討すると予想されている中、今回の投資ラウンドが行われた。 ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのマネジング・パートナー、Yanni Pipilis氏は「人材開発部門(Leaerning & Development)では、サービスのデジタル化とパーソナル化に向けた強く長期的なトレンドが見受けられる。CoachHubのデジタルプラットフォームは、あらゆる階層の従業員にカスタマイズされたコーチング体験を提供し、従業員のキャリア向上を支援することを目的としている。Yannis Niebelschuetz氏やCoachHubチームと提携し、コーチングを民主化するという同社のミッションをサポートできることを嬉しく思う」と述べた。 CoachHubの最新Global HR Survey(グローバルHR調査)(https://resources.coachhub.io/global-hr-survey-people-development-for-business-growth )によると、人材開発の専門家の大多数(77%)は、現在、従業員への研修と能力開発の必要性がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミック以前よりも高まっていると回答している。コーチングは人材開発戦略に重要な役割を果たしており、CoachHubの便利で場所を選ばないデジタルプラットフォームにより、これまで以上に利用しやすくなっている。 CoachHubのMatti Niebelschuetz共同創業者は「職場がリモートとハイブリッドモデルによるニューノーマル(新たな常態)に適応し続ける中、リーダーは、ウェルビーイングを最前面に据えつつ、従業員のパフォーマンス、エンゲージメント、モチベーションを高めるための個別のサポートやソリューションを必要としている。デジタルコーチングにはこれらの利点があり、その結果CoachHubのサービスに対する世界的な需要が急増している」と語った。 CoachHubは上級管理職だけでなく、すべてのキャリアレベルの従業員にコーチングを提供し、リーダーシップスキルの向上、仕事のパフォーマンスの改善、そして最終的には、より回復力(レジリエンス)があり、生産性の高い労働力の構築に貢献する。ウェブとモバイルベースのアプリケーションを通じた、革新的なエンドツーエンドのデジタルコーチングプラットフォームは、60以上の言語を話し、全てのタイムゾーンにわたって90カ国に居住する3500人以上の認定ビジネスコーチ陣と学習者をマッチングする。CoachHubアプリは、人間の知能とAI技術を組み合わせ、従業員を理想的なコーチとマッチングし、学習のステップを強化するコンテンツライブラリーを提供する。 3年前の創業以来、CoachHubは急速に成長してきた。今回の資金調達ラウンドは、特に米国に重点を置き、さらなる拡大を後押しする。同社は年末までに全世界の従業員を850人から1000人以上に増強する予定。同社は、世界の主要経済国にサービスを提供しており、コカ・コーラ、ダノン、トヨタ自動車、LVMH、ロレアル(L’Oréal)、クレディ・スイス(Credit Suisse)、Twitterなどの大手多国籍企業と提携している。 CoachHubは、150人を超える製品エンジニアと世界クラスの社内Coaching Lab(コーチング・ラボ)によって支えられている。このラボは30人の優れた行動科学者チームを擁し、著名な職業心理学者でありコーチング研究者のJonathan Passmore教授が率いる。CoachHub Science Councilは行動科学の専門家と教育者からなる国際的なチームであり、科学的根拠を科学ベースのデジタルコーチングの提案に変換することで、同社の研究開発の推進に貢献している。CoachHubはまた、EMCC Globalなどの名高い組織との戦略的パートナーシップを維持している。 SofinaのHarold Boel最高経営責任者(CEO)は「1対1のコーチングは、ますます複雑で急速に進化する職場で目標を達成するのに必要な、社会情緒的スキルとリーダーシップスキルを強化する最も効果的な方法の1つであり続けると信じている。質の高いコーチングへのアクセスを民主化するというCoachHubのミッションは、われわれのResponsible Investment(責任ある投資)戦略に共鳴するものだ。CoachHubと協力し、彼らのグローバルな野心を推進することを楽しみにしている」と述べた。 この資金調達ラウンドは、CoachHubのアジア市場への拡大と、フランスの大手コーチングプラットフォームであるMoovOneとオーストリアの大手プロバイダーKlaiton Coachingの買収に続き、CoachHubをグローバルカテゴリーリーダーに押し上げる。 ▽CoachHubについて CoachHub(http://coachhub.com/ )は世界をリードする人材開発プラットフォームで、組織が部門や階層に関わらず、従業員全体に対してパーソナライズされた測定可能で拡張性のあるコーチングプログラムの提供を支援する。組織は従業員エンゲージメントの向上、生産性の向上、仕事のパフォーマンスの改善、定着率の向上など、多くのメリットを享受することができる。CoachHubのグローバルなコーチ陣は、6大陸90カ国に居住する3500人以上の認定ビジネスコーチで構成され、コーチングセッションは60以上の言語で利用可能。現在500社を超える顧客にサービスを提供している。同社のプログラムは、Jonathan Passmore教授と同社のScientific Board(科学委員会)が率いるCoaching Lab(コーチング・ラボ)の高度な研究開発に基づいている。CoachHubは、Sofina、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、Molten、Silicon Valley Bank、HV Capital、Partech、Signals Venture Capital、Speedinvestなどの主要なテクノロジー投資家の支援を受けている。2021年9月、CoachHubはフランスのデジタルコーチングのパイオニアであるMoovOneを、2022年2月にはオーストリアのKlaitonのコーチング部門を買収し、コーチングの民主化に注力するグローバルリーダーとなった。 ▽Sofinaについて Sofinaはユーロネクスト・ブリュッセル証券取引所に上場している同族経営の投資会社であり、約110億ユーロの自社資産を運用している。Sofinaは忍耐強い資本と支援的なアドバイスで成長企業をサポートすることにより、成長企業を率いる起業家やそのファミリーの優先パートナーになることを目指している。共通のビジョンとパートナーとの強い利益の一致は、持続可能な戦略の展開において最も重要である。詳細についてはwww.sofinagroup.com を参照。